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ウィーン3日目 [旅行]

今日は9時半にホテルロビー集合。

…と聞いて、9時半までまったりしている も〜ではありません(^_^;
以前、ウィーンに来た時にも訪れていますが、
再訪したかった場所へ、朝一で行くことにしました。
行きたい、というお仲間も一緒に、3人で6時半に朝食。
7時にホテルを出ました。

行きたかったのは中央墓地。
街中からトラム1本で行けるのですが、
時間短縮のため、地下鉄とトラムを乗り継いでいきます。

90分乗り放題チケットもありますが、帰りのことを考えると
ギリギリかもしれないので、24時間乗り放題チケットを購入。
チケットオフィス
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ホテル最寄りのSchottentor駅からU2(紫色)の地下鉄に乗り
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VolkstheaterでU3(オレンジ色)に乗り換え
終点のSimmeringまで。
そこでトラム71番か6番に乗車。
Zentralfriedhof Tor2で下車。
街中からのんびり行っても30分あれば着きます。

Tor1などで降りてしまうと、
墓地の中を延々と歩くことになりますので要注意。

朝7時から門が開いているはずですが、冬の間は8時開門とのこと。
ですが、8時前でも門は開いていました。
ただ、門のところの管理事務所は閉まっていました。
で…通り過ぎようとしたら、ちょうど係のおじさまが出勤。
「地図があるよ」と出してきて3人にそれぞれ渡してくれました。
親切〜。
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Tor2(第2門)
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門の前にはお花屋さん。
リース形式のものは15ユーロくらいしますが、お花は1本2ユーロでした。
3人それぞれ1本ずつ購入。
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第2門を入って、まっすぐ進むと正面にドーム型のカール教会が見えます。
そこまで行く途中の左手が32A区。看板もあるのですぐわかります。
ここに、音楽家がたくさん眠っています。

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ど真ん中にモーツァルトの記念碑。これはお墓ではありません。
モーツァルトは聖マルクス墓地に眠っています。

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スッペ

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ベートーヴェン

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ヨハンシュトラウス1世

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ヨハンシュトラウス

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ヨーゼフシュトラウス

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シューベルト

も〜はブラームスにお花を。
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この下に眠っているんだなぁ…。なんだか不思議…。

ばたばたとしたお墓参りで
集合に遅れないようにホテルに戻りました。



さて今日はベルベデーレ宮殿へ。
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上宮から下宮を
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バルコニーからお庭を
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ここではクリムトをたくさん見ました。
クリムトの「接吻」
圧巻でした。テレビや本で見るのと全然違います。
ガラスに複製を描いて、後ろからライトをあてているのかと思うほど
立体的に輝いて浮き出ていました。
撮影は禁止なので、ポストカードを買おうかと思いましたが、
実際に見たイメージと全く違うので、やめておきました。
この衝撃は心の中で覚えておくしかないんだなぁ…。


次にハウスデアムジークへ。
音楽に関する博物館。新しい施設です。
音の伝わり方などから、ベートーヴェンがどのように聴力を失っていったか等の
体験が出来たり、直筆の譜面なども多数見ることが出来ました。

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シューベルトの譜面ですが
左の下、書いたのに不採用にしている部分があったりして
フフ(^^)ってなっちゃいます。

面白かったのは映像を使ったアトラクション?で
指揮をすると、映像の中のウィーンフィルがそれに合わせて
演奏をしてくれるもの。
ヘタに振ると、途中で演奏をやめてしまい、文句を言われます(^_^;
上手だと曲の最後まで進み、褒めて貰えます。


さて、本日のメインイベントは
楽友協会ホールで15時からのウィーンフィルの公開リハーサル見学。
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指揮はマリス・ヤンソンス。
来年のニューイヤーコンサートの指揮者にも決まっているそうです。
本番なんてチケットは取れませんから、貴重な機会。
(先祖代々のチケット枠を放棄する人がいないので常に売り切れ。
運良く何かで取れたとしても数十万するそうです。)

リハなので、ドレスアップも不要。
とはいえ、ジーパンというわけにはいかない雰囲気でした。
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曲目は
ストラヴィンスキー 詩篇交響曲
ショスタコーヴィチ 交響曲第10番ホ短調op.93

30分くらいで終わってしまう時もある、と聞いていましたが
フルに演奏してくれました。
特にストラヴィンスキーの方は
バスーンの人に、どこそこをスタッカートで、と指示して演奏させたり
やっぱり最初のでいきましょう、となったり、で
興味深かったです。
ショスタコーヴィチは楽章ごとに通し、最後に何かひとこと
これはこういう風に演奏して、と指示があり、
さっさと進みました。
この曲は何度も演奏しているものなので、
指揮者とオケの意思統一が既に整っているのかな?


今、8日間を振り返って一番、印象に残ったのは、
このウィーンフィルの公開リハです。
本番さながらに演奏しているのを聴けて一生の想い出です(^^)



興奮冷めやらぬ中、1時間くらいの自由時間にクリスマスマーケットに行って
グリューワイン(赤ワインにシナモンやら色々入ったものを温めてあります)。
…でも、も〜はアルコールが一滴も飲めないので(^_^;
キンダープンシュというノンアルコールのものをチョイス。

グリューワインを飲んだ人の感想は…う〜ん…今ひとつ。
そしてキンダープンシュも…う〜ん…シナモンが…きっついです。

これらは、飲み物そのものの値段に、カップの値段3ユーロくらいを加算して購入。
カップを返せば返金されますし、おかわりの時はカップを差し出すと
飲み物の値段だけで大丈夫。
もちろん、カップをおみやげに持ち帰るのもありです。
各マーケットごとにカップの形が違うので良いおみやげかも。
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ここはブーツ型。
市庁舎のところは、ハート型でした。


さて〜最後の夜はウィーン最古のレストラン、
Griechenbeisl グリーヒェンバイスル へ。
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ここには、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、ヨハン・シュトラウス、
ブラームスなどが、壁にサインを残しています。
サインのある所には入っていけませんでした。残念。
でも、まさにここの場所に楽聖たちが集っていたのね…と思うと
それだけでもう…満足でした。


今日は朝から盛りだくさんの一日でした。
明日はいよいよ帰国。
ですが、おとなしく帰国する も〜ではないのでした(^m^)
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ゆきち

これまたウィーンフィルとは贅沢な^^
父がクラシック好きだったのでCDはたくさんありました♪
グリューワイン、私もいまひとつ好きではないです^^;
by ゆきち (2015-12-09 21:02) 

も〜

ウィーンフィルは別格、とよく評されますが
あぁそうなのかも…と思う演奏でした。
前日のオペラで演奏していた人も何人かいたように思います。
体力もすごい…(・o・)

グリューワイン…ねぇ(^^;
日本人に馴染みのある味ではないような…ねぇ。
by も〜 (2015-12-10 10:57) 

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